ニューヨークにはじめていったとき、沢山の本を集めました。その中にあったのが、永沢まことさんと宮本美智子さんの「ニューヨーク人間図鑑」でした。その本の中から飛び出してきそうな生き生きとした人々はしっかりと私の心を捉えました。それから永沢まことという名前が脳のどこかにインプットされていました。

ある日、突然紫が塗りたくなった私は、画用紙にひたすら紫だけを塗りたくっていました。そのうちに飽き足らなくなってちゃんとした絵が描きたくなりました。そのときに、以前買った永沢まことさんの「絵をかきたいあなたへ」という本のことを思い出し、本棚から引っ張り出してきました。

こうして永沢先生に出会い、ついに直接絵のクラスに出席することができました。手は震えて線はぶるぶるですし、色の塗り方もまだまだよくわかりません。でも、こんなに楽しいことがあったのか、目覚めたよう…。まるで脳のどこかが開いたような素晴らしい経験をさせていただいています。